子どもは、似たように育てていても生まれ持った特徴があるのが面白いなぁと子育てをしていて改めて思います。我が家の子どもたちも然り。
一度の声かけできっちりできる娘
娘の生真面目な気質もあるのか、小さい頃から「これしまっておいてね」「明日の準備しておきなね」と声をかけるだけで次に確認するときには大体終わっていることが多く、手がかからないなぁなんて思っていました。(これが普通?)もちろん子どもなので、一回でやっていないことなどもありますが、自分の子供時代に比べたら格段にやってある確率が高い。
4、5回と何度言ってもやらず、怒鳴られる息子
声掛けについては、息子は真逆。「靴下をはいて」とか「タオルを園バッグにしまって」とか、毎朝、何度も何度も何度も言っても、やらない。様子を見ていると、靴下をはこうとしたときに別のものに気を取られ、その瞬間に靴下を履くことを忘れてしまう様子。
最後は「早く履けって言ってるでしょう!」とついこちらも声を荒げるか、母の方でやってしまうことが多いです。
息子がやりやすい方法とは?
朝のイライラはお互い良くない。彼にとってやりやすい方法を考えてみました。
息子の普段の様子を思い返すと、文字の模写がうまい。姉の様子を見て、やたらやる気を出してひたすらにひらがなの模写をしていたのですが、左右の反転などもなく、一発でなかなかうまい字が書けていたのです(あ、親バカフィルターかかってるのでご容赦ください)(読みはほぼわかってないです)
あと彼の得意技としては、ウォーリーを探せのような間違い探しは、2個上の娘よりも早く見つけられます。神経衰弱も得意で、カルタをやっている時もまだひらがなを覚えていないので、読み札の文字を見てから探しに行きます(これでなかなかいい勝負をするのです)
なるほど。彼は「見て」何か情報を処理するのが得意なタイプ。
視覚優位か、聴覚優位か
調べてみると、目で見て情報処理をするのが得意な「視覚優位」タイプ、聞いて理解するのが得意な「聴覚優位」タイプがいるそうです。「認知特性」というらしいですね。他にも「言語優位」タイプがいるらしく、細分化すると6タイプに分かれるそう。
診断テストもあるので、やってみると面白いかも。
視覚優位タイプ
「見て」記憶し、絵を描くのも上手い
見たものを、写真を撮るように映像で鮮明に記憶できます。立体的にイメージするのが得意な3Dタイプも。ものへのこだわりが強く、視覚的に好ましいと感じたものを集めたり、眺めたりするのが好き。画家、デザイナー、建築家、外科医などに多い。
子育て情報誌kodomoe(コドモエ)web|認知特性を知れば、子どもが伸びる! https://kodomoe.net/childcare/20887/2/
息子はこのタイプなんじゃないかなぁと思っています。確かに絵は結構うまいし、物のカタチを捉えるのが得意です。
ちなみに私自身もこちら。思い返すと、受験勉強は「ひたすら書く!」「先生の話をノートにまとめる!」という感じで、テスト中には「教科書のあそこに書いてあったな〜」と思い出しながら、回答していた記憶があります。
言ってもやらぬなら、書いてみよ。もしかしたらそんなアプローチが効くのかもしれません。
聴覚優位タイプ
一度「聞けば」理解でき、歌も上手
話を聞いただけで内容を理解し、イメージできます。また、一度聞いた歌やメロディを、すぐに覚えて歌ったり、ものまねやダジャレなども上手。外国語の習得も早い。中には絶対音感を持つ子も。音楽家、アナウンサー、弁護士、芸人などに多い。
子育て情報誌kodomoe(コドモエ)web|認知特性を知れば、子どもが伸びる! https://kodomoe.net/childcare/20887/2/
娘は、おそらくこちらタイプ。
今後、言語能力がついてきたら言語優位になるかもしれませんが、何度か聞いた歌の歌詞をすっかり覚えて歌っていたりする様子があります。音感は・・・って感じですけど。
そういえばひらがなを覚える時も、一覧表ではなく何度も聞いてきて、それで音を覚えていったのが娘でした。
年中さんに向けて、息子に朝のしたくリストを作成
言ってもやらない息子のために、ぱっと見でやることがわかる「朝のしたくリスト」を作ってみました。
ひらがなはチラホラ読めるものの、完璧ではないので絵でわかるようにしています。
今のところ、首尾は上々。
新学年になるぞ!お兄さんになるぞ!と気合が入っているタイミングが良かったのもあってか、高いテンションで朝のお支度をしていました。
いまだにご飯中にフラフラとデスクに向かってしまったり、注意しないと用意し忘れたりと油断はなりませんが、こっちも細かく指示をせず「ちゃんと全部終わった?リスト見てごらん」と声かけるだけで済むようになったので、イライラがほんのり和らぎました。